ツバメの巣
学校の玄関にある、放棄されたツバメの巣。
7月中頃から、その巣につぎ足すように新たな巣が形成させました。
これです。
これって私たちが想像するツバメの巣と違いますよね。
でも、出入りしているのはツバメのようです。
事務の先生が、決定的瞬間を撮影してくれました。
このオレンジ色の〇がヒナの頭らしいのですがなかなか姿を見せてくれません。
ここに親鳥がとんできて。
こちらは動画
職員室でその話が出ると、N先生のお子さんの学校にもこんなツバメの巣ができたそうで、珍しいツバメで、テレビの取材も来たようです。
普通のツバメと違い「のどもと」は赤くないし、胸の毛も真っ白じゃありません。
「コシアカツバメ」といって、ツバメより熱帯域にすんでいることが多いそうです。
そういえば、以前の学校で校舎の3階にあるツバメの巣がカラスに壊されて、生まれたばかりの毛の生えていないヒナがアリに食べられそうと子どもたちが職員室に持ってきたことがありました。2017年5月のことです。そのツバメも「コシアカツバメ」でした。下の動画は、飛ぶ練習をしているところです。
ヒナを親鳥に返すべく、学校の屋上のひさし近くの破壊された巣の近くに、決死の覚悟で人工の巣を作成しました。しかし、親鳥は帰ってこず、このままでは死を待つのみでしたので、学校と自宅を往復しながら育てることにしました。エサはミルワームと羽虫でした。大きく育ち、学校の廊下にトンボを放して捕食の練習を何度かし、8月5日に放鳥しました。私の頭上を2回半まわった後、元気に飛んでいきましたが多分生き抜くことはできなかったと思います。
このコシアカツバメにヒナたちが、元気に巣立つことを願っています。