〈4年・6年〉深野だんだん田について教えてもらいました

4年生と6年生が、総合的な学習の時間に深野のだんだん田(棚田)について、米づくりでもお世話になっている栃木さんに教えてもらいました。

棚田百選に選ばれている深野のだんだん田は今から400年から500年前に作られたそうです。そこまで教えていただくと6年生から「北畠氏。」と声が上がりました。白猪山に陣取っていた北畠氏による開発があったとのことでした。

また、昔は冬は紙漉き、夏は棚田を含む米づくりで生活してきた。とのことでした。山がちな地形の中棚田が生活を支えてきたのでしょう。

三重県でよく知られている棚田は、3つあり丸山千枚田、亀山の坂本棚田、そして深野のだんだん田とのことでした。

このような有名な棚田ですが、米づくりとしては、当たり前かもしれませんが平坦な場所にある水田の方が効率がよく、機械化はされていますが、作業は大変であるとのことでした。

作業や水の管理が大変ということなのですが、水田としては川の最上流部から取り入れられるため、冷たいながらも水がきれいなのが棚田のいいところだそうです。

今後棚田はどうなるかという子どもたちの質問では、「これを聞かれるとつらいんやけど、、、。」という前置きで、「共同での作業以外に、次世代の人たちが、棚田での米づくりを存続していくことは難しいと自分は考えている。」「でも、この地域の和紙作りや和牛の肥育とともに、深野のだんだん田についても、覚えていってほしい。」とのことでした。

栃木さん曰く、秋の稲穂のころの棚田は特にきれいとのこと。この美しい棚田が何らかのかたちで後世に引き継がれることを願っています。

 

 

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